Untitled

「怒り」の向こう

人の感情の中でも、
一般にネガティブなものととらえられがちなものとして
「怒り」とか「悲しみ」etc. があります。


特に「怒り」は、
扱い方が分からないととても怖い感じがして、
抱えている本人自身が無いことにしようとしてしまったり、
無理に抑え込んだりすることで、
対処しがちなのではないでしょうか。


そして結果として、それでも、無理なものは無理なので
どこかで暴発したり、内攻したりというようなことが起きて
いわゆる「症状」となることが少なくありません。


でも、「怒り」は実は私たちにとって、
とても大切な感情なのです。


生まれて間もない赤ちゃんは、
やれ、お腹が空いた、おむつが濡れた、眠い、暑い、痒い、
と言っては、まさに烈火のごとく泣き叫んで「怒り」ます。
そうやって、自分の世話をする大人に「不快だぞ!」と伝えて
環境に働きかけて自分の欲求を満たすことを覚えていきます。


もちろん、大の大人がそれをやっても困るのですが、
つまりは、「怒り」は生きていくための
大切な「欲求」の存在を示す感情だということです。
人が生きていくためのエネルギーの元のようなものだと
言ってもいいのかもしれません。


もしも、あなたの中に何か分からない
「怒り」「もやもや」「いらいら」のようなものの存在を感じたら、
その感情を恐れずにゆっくり静かに感じてあげることが大切です。
なぜならその怒りの向こうには
必ず、あなたにとって大切な欲求が隠されているものだからです。


「怒り」は宝物の所在を示してくれる大切な道標。
ただ、ちょっと謎に満ちた道標なので、
コードの読み取りには努力が必要です。


2009.7.14.